「管理職教育・育成のエキスパート」

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  テーマ 94 部下の自己効力感を高めるための実務
      

■部下の仕事(課題)に一緒に向き合う

自己効力感とは、
カナダ人の心理学者アルバート・バンデューラ氏が提唱したもので、

「目標に向かって、自分は目標を達成することができる」、
「自分ならできるはず」

という自分の可能性を信じる自信に満ちた感覚のことです。
人は、だれもがこの自己効力感を持っています。

部下の方が新しい仕事(課題)に挑戦しようとするときには、
仕事(課題)から逃げずに挑戦できるような環境、

自分にならできると思ってもらえる環境を
整えて上げることが重要となります。

上司として行うべきことは次のようなことになります。

1.他のチーム員との仕事の調整をするなどして
  課題解決のための時間を与える。

2.あなたなら絶対に必ずできる、解決できると激励し、
  背中を押して上げ続け、希望を与え続ける。

3.部下が抱えている仕事(課題)に上司の自分も
  真摯に向き合うこと、知らない顔をしない。

4.部下の抱えている課題解決のための
  具体的アイディアを一緒に考えてあげる。

上司として、あなたならできると
常に背中を押してあげるような言動が重要となります。

■チーム員との関係は、
  「私」ではなく「私たち」であるという立場を貫く  

担当部署のチーム員との関係は、
「私」ではなく「私たち」であると実感ができると、

部下の方をはじめ、上司や同僚など、
多くの人から信頼される対人能力を身に付けることができます。

私たちという発想が実感できるようになると
下記のように行動も変化してきます。

部下を追い立てる → 部下を導く

権限を振るう(ヘッドシップ)
 → 目標達成のために必要な行動を導き出す(リーダーシップ)

失敗を責める → 失敗を克服させる

ノウハウや情報を自分のものだけにする
 → ノウハウや情報を共有する

やれと一方的に指示する
 →一緒にやろうという指示の仕方をする

何か隠しごとをしているように聞こえる
 → オープンで話していることが明確になる

中国の老子の言葉に次のようなものがあります。

-----
河や海が数知れぬ渓流の注ぐところになるのは、
身を低きに置くからである。

その故に河や海はもろもろの渓流に君臨することができる。
同様に賢者は人の上に立たんと欲すれば、人の下に身を置き、

人の前に立たんと欲すれば人の後ろに身を置く。
かくして、賢者は人の上に立てども、

人はその重みを感じることなく、
人の前に立てども、人の心は傷つくことがない。
-----

老子のようにはいきませんが、実務的な参考にすると、
部下の方を指導する際には、

恩着せがましくするのではなく、
部下の背中を押す、応援するという気持ちが重要と思います。

部下の方は、自分で自己効力感を高めていきます。

部下の方の実力がついて独り立ちできるようになり、
そして、部下の方も自分が部下を持つような立場になって、

自分の上司に対する感謝の気持ちが湧いてくるものです。

■部下育成において優秀な管理職者にはだれもがなれる  

部下の方の育成に得意、不得意は関係ありません。
また、部下の方とコミュニケーションを
とるにあたっても得意、不得意は関係ありません。

部下育成にあたって、
下記のように必要な事項を手順を踏んで
行いさえすれば部下の方は確実に成長致します。

1.部下の現状を把握する
  ・仕事の遂行状況。
  ・強み、課題点、希望、不安に思っていること。
2.部下の育成プランを立てる
  ・6ヶ月後に獲得すべき成果を明確に設定する。
  ・毎月の行動計画とアウトプットを明確に設定する

3.期初と期末の部下との面接の際に伝えるべき事項を事前に準備する
  ・よい点3項目以上
  ・課題点3項目以上(よい点を伝えてから課題点を伝える。順番を間違えない)
  ・6ヶ月間の育成計画(2.部下の育成プランを立てるで準備したもの)
  ・上記3点を伝えることによって、6ヶ月後に部下の言動が
   変わるかイメージする。変わらないようであれば、
   上記3点をもう一度見直す。

4.部下の仕事の進捗状況の把握や部下のモチベーションの維持・向上、
  部下の職務能力向上のための指導など、
  部下に対する進捗管理を意識的、計画的に行う。
  6ヶ月間の目標達成のためのコミュニケーションを行う。
  コミュニケーションのためのコミュニケーションは基本的に必要ない。
  部下の背中を押して上げ、自己効力感を高める。